人がいないところでストレスを発散するのか、
狭い空間で本来出したがっていたその人の毒が出るのか、
特殊な環境の中では、人間の精神状況は予想外な展開にガラッと変わるような気がします。
それは、今のコロナウイルス蔓延の状況でも言えることかと思うのですが、
私の経験上、それが非常に顕著に現れるのがスポーツクラブ。
喧嘩やもめ事の仲裁に入ったこと数知れず、
クラブロッカーの中で直接売るおばちゃんの自作餃子を私だけ買わなかったことで後に嫌な想いをして辞めたスポーツクラブ、
シャワーが3つしかなくて、後ろで順番待ちしている人が使用している人の背中を流すのが慣例となっているスポーツクラブ、
クラブの会長が「神聖水」と自分で名付けた水を売りつけたり、会長の好きな時間しかジムを開けない時間予約制クラブ・・・
ダブル不倫渦巻く男女関係・人間関係めちゃくちゃなクラブ。
などなど、私のジム歴には数々のストーリーがあります。
ここ2年~3年、仕事環境と量の変化でなかなか運動が出来ない状況になってきたので、
一番近所の室内プール・サウナ付きスポーツクラブに入会しました。これまた懲りずに。
家から車で2~3分で行ける出来立てクラブというのが決め手で、入会。
新しく清潔で、スタッフも1時間に1度はロッカーを巡回して
しっかりお掃除しています。ウィルス騒動がある前からジムエリアには常にマシーン専用のアルコールティッシュが
置いてあり安心感があります。なんの不満もないのですが、事件はやっぱり起きました。
お風呂&サウナから出たところにドライヤーが置いたドレッサー鏡台が約8台あるのですが、
場所取り禁止と書いてあるにも関わらず、なぜか自分の荷物を鏡台前においてジムエリアやお風呂に行ってしまうのです。
その荷物がちょうど私の隣にあって気になっていたのですが、それに怒ったお年の女性が、大分経って戻ってきた
(20分以上経過)若い女性にやんわり怒っていて、その若い女性の捨てセリフが「く●ばば●!うっせ~な!」
ある日は、ロッカー内にある角の着替えスペースに籠った私。カーテンを閉めて着替えるスペース。
カーテンを閉めてふと角の白い壁に目をやると、ねちょっとした黄色い粘着物が壁に着いているではありませんか~!
これは、絶対にあれ。あれです!鼻の中に溜まっちゃう、あれです!子供は出入りしない大人の女性のみ
のロッカーなのになんということでしょう!もちろん、直ぐに受付直通電話にロッカーから電話して、
「あのカーテンでの着替えスペースの壁に黄色い粘着物が付着しているんです・・・」と小声で報告しました・・・。
「え?え?どういうことですか??」と何度も受付の女性に電話口で聞かれたのですが、
周囲にも聞こえるし、「多分、お鼻の粘着が壁に・・・」とお伝えして。
まあ、それはびっくりしてアルコールスプレーと手袋で「これは、これは、きっついですね・・・」と除去してくださいました。
なんだか、私がいくとこ、行くとこ、こんなんばっかり。
スタジオでエクササイズでの場所取りにらみ合い&喧嘩はどこでもありますが、あれ、ドイツだとあるのかな。
でも、ドイツのサウナでも、なぜか、大きく張り紙してあってもトイレに詰まるものを投げ込む不届き会員がいたり
日本だけじゃないと思うんですが、そんなスポーツクラブも今はウィルスのために臨時閉館。
一日でも皆さんが安心できる早く平穏を取り戻し、スポーツクラブにも新たな風を一緒に舞い込んでくれるといいなと祈る通訳Mです。