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通訳者としての向き不向き

 ドイツ人レーサーと以前15年間結婚していた伊達公子さんの離婚理由の大きな一つが、
「2人で英語のDVDを鑑賞していた時に、<今の場面、ちょっと早くてわからなかった泣>と言う私に対して、めんどくさがって
今せっかくいい所なのに!と舌打ちしつつ訳して説明してくれなかったこと」と彼女が深夜番組でマツコ・デラックスに語っておりました。

 うちのドイツ人主人は、その話をしてからというのも、ドイツ語DVDをばっっしばっし細かく止めて説明してくれます!

しかし、以前から友人たちと複数人で観ていても(全員ドイツ人・私だけ外国人とか)、「ちょっと奥さんに今のドイツ語を説明したいから止めて~」と、方言で難しいギャグなどきちんと説明してくれていたうちのドイツ人。

 私も必ずニュースとか、ドラマとか(最近だとドクターXをウィスパリング通訳)訳してあげます。

 でも、これ、別に全然苦だと思わないんです。トレーニングにもなるし、夫婦で共通の話題もできるし一石二鳥。

 言葉が出来るのと、通訳者になれるのとは、全く次元が違う話で、やはり通訳者として必要なスキルとして、
また通訳者に向く方として挙げるとすれば:

 ★言葉を話す・訳すということが技術として極められる人
 ★話すこと自体が、そして説明することが好きな人
 ★リサーチ能力がある人(分野によっては、通訳者としてきちんとリサーチして内容をしっかりと理解しないと、全く頓珍漢な通訳となります)
 ★事前準備を怠らない人、約束時間や進行スケジュールを守れる人
 ★読書が好きな人
 ★フレキシブルに物事に対応出来る人
 ★コミュニケーション能力が高い方

 かなと思います。

 挙げればきりがないですが、上記は最低限かなと思うのです。そして、これらを上手に有している方々が、
息長く活躍出来る通訳者の様に思います。

 逆に通訳者に不向きな方は、言葉は話せるけど、相手の意図することを伝えない(省略しすぎ・または自分の伝えたいことだけ伝える・メモを取らず通訳内容を言っている側から忘れる)、短期的暗記能力に欠ける方などです。

 またリサーチ能力が高くないのか、途中でめんどくさくなったのか、グーグル翻訳で修正なし翻訳を上げてくる強者翻訳者もいました・・・。

 私はリサーチ好きが高じて、子供靴のアドバイザー資格までドイツで日本人初として取得してしまいました。
(ドイツWMS子供靴規格協会認定アドバイザー)

 このWMS子供靴規格協会については、日本の上履き問題と合わせて次回にまた^^
ある自治体指定の衝撃!日本の上履きを先日拝見して、うちのドイツ人主人と白眼になりました・・・

 次回のアップは来年になってしまうかな。皆さんにとって素敵な年越しと新年になりますように。
 通訳M

 
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# by aoyadom | 2019-12-30 16:30 | 仕事

仕事の合間の息抜きSPA

 通訳出張の合間に、体調を整える目的と言う言い訳のもと^^ 大好きなSPA巡りの趣味がここ数年年齢と共に加速しています。苦笑

 もともと、マッサージや室内プール・温泉・SPA施設が大好きで、訪れる国では必ずマッサージやSPA施設を利用します。
自分で予約して良い出張の時には、なるべく時差ボケ解消にもなるので、室内プールとサウナがあるホテルを選択するように
しています。(ドイツFrankfurtだと立地も良くプールも充実なMaritim Frankfurt 、 Duesseldorfだとホテル日航が定宿です)

 最近、これまでのSPA巡りでも感激したのが、南チロル地方のイタリア側MeranにあるQuellenhof と AlpenschluesselというSPA
リゾート。山奥になりながら、沢山のプール、サウナ、フィンランド式のサウナパフォーマンス(タオルや葉の束を回したり、体に当ててくれながら、
アロマ水をサウナ石にかけてサウナ内で蒸発なせながらのパフォーマンス。どっさり一気に汗をかきます!)ワインの産地なのでワインも楽しめ、
国境沿いなので、イタリア・オーストリア・ドイツの全て良いとこどり
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 ここは、乗馬場も野外と室内にあるので、乗馬も楽しめちゃいます。しっくりゆっくりしたいときはAlpenschluesselに滞在すれば、18歳以上の
大人のリゾート。毎日ソムリエによるテイスティング・勉強会があったり、ミュンヘンの日本人鉄板焼きレストランで修業してきたドイツ人による
鉄板焼きディナーも頂けたりで、とにかく飽きさせないSPAリゾート。

 そんなSPAリゾートに負けないのが、神戸サウナ&SPA!いや~、久々に日本のSPAで感動。先日、急遽神戸出張が入り、帰りがけに3時間弱
ぽっかり時間が空いたので、ドイツ人主人も絶賛していた三宮の神戸サウナ&SPAへ。
 
 http://www.kobe-sauna.co.jp/

 2700円とちょっとお高めですが、タオルは使い放題だし、パジャマも着くし、とにかく清潔。お風呂は小さくとも、ギリシャ風でジェットバスも多種、
スチームサウナには、ローズ塩というアロマたっぷりのお塩を持ち込んで塩パック。ドライサウナでは、30分に一回も!女性で上手すぎるサウナ職人の
女性が、フィンランド式サウナパフォーマンス。(アロマ水を石にかけながら、タオルを回すタイプでした。最後には、マリメッコのサウナ布で一人3回、熱風をかけてくれます)これがこみこみで何時間いてもこのお値段。

 仕事で神戸に行く楽しみが増えました^^ 次回の出張は6月中旬。香港経由でキャセイのラウンジに寄れるので、ラウンジ内のSPAが
楽しみです。最近、キャセイにする楽しみの一つなんですが、名物の小ぶり担々麵に無料の有人マッサージだけでなく、バスタブを利用できる
専用のSPAルームをジュリークのアメニティに囲まれて利用できるというもの。これを今回は利用したいなと企みながら、準備の資料読み込に
追われています。
 
 
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 ドイツ人主人は、日本秘湯の会の温泉にリフレッシュ休暇中。福井の温泉で10個目を達成(3年で全国200以上の秘湯の会登録温泉旅館のスタンプ(1人1泊で1スタンプを10個集めると1泊2食どこでも選べて無料!)!もう3年で2冊目達成という、単独バイクでスタンプ帳を差し出したドイツ人に旅館ご主人もびっくり、大喜びで楽しんでいるようです。そんな温泉好きSPA好き日独夫婦な私達です^^

https://www.hitou.or.jp/

 

 




# by aoyadom | 2019-06-09 09:10 |

ドイツフットケア FUSSPFLEGE フースフレーゲ

ドイツフットケアと聞いてピンとくる人や、すぐにイメージが沸く方は日本では
まだ少ないかもしれません。

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私も通訳業のかたわら、整形靴マイスターのドイツ人主人と知り合った時に、彼らのマイスター学校の必須科目に
「フットケア・フースフレーゲFusspflege」があることを知って、整形靴で足靴を支えるだけでなく、ケアとしても
角質や爪変形をきちんと整えてこそ、足を総合的に見れるマイスター・国家最高資格だというコンセプトと徹底した
足に対する教育システムに感動したのがきっかけ。

ドイツの方々は、自分の行きつけのフットケアサロンが地元にあり、髪を切りに行くように、4~6週間に一度、爪切りや角質を整えに
フットケアサロンに通います。20002年からは糖尿病患者の足を医療的にケア・処置することを主目的に全日2年3000時間の座学・演習を必修として
国家資格化してPodologe(ポドローゲ)となり、

民間資格Fusspflegeフースフレーゲとの両方になりましたが、糖尿病を持つ方の足ケアとして保険適用になるのが前者Podologeで、
自費で気軽に受けられるのが、後者Fusspflegeフースフレーゲというイメージです。

私は整形靴までは今からでは時間的にも極められないけど、整形靴・整形・足・靴という世界の通訳をするにあたり、フースフレーゲを深く知った方が
通訳しやすくなすと思ったのと、技術的にも興味があり、2003年にドイツ国内の診療所にて資格を取得しました。

それから足の解剖学や足部変形理論など徹底的に頭に入れ込み、去年は小児靴アドバイザーの資格(WMSというドイツ政府認定の子供靴協会
日本人初の小児靴アドバイザー)をドイツにて取得して、ちょっと学びがひと段落したような。

少しケアのサロンの方を本格的に始動しようかなという気持ちになってきました。(今までは通訳業にかたわら、ネイルサロンさんでやらせてもらったり、
人数を限定してのサロン展開でした)

主人の整形靴マイスターは巻き爪矯正ワイヤーのライセンス講習もしていますから、巻き爪でお困りの方、
手術などの外科的治療をどうしても避けたい方などのフォローもしています。

そして、ケアだけでなく、根本原因はどこにあるの?という皆さんの足のお悩みも、足部変形・靴適合や靴下適合に行きつき所が多いです。
総合的に足の悩みにお答えして、ケアから靴のアドバイス、足変形や痛みを緩和する専用のマイスターインソール作成など、解決策を提案できる。
そこがドイツでもなかなか無い環境で、ご提供しているのが、私達Gut zu Fuss の強みです。

そんな環境を日本にも小児~お年寄りまで安心してサポートできる方々を増やして広めていけたらいいなと、そんな活動もしています。
http://jagss.jp


もちろん、学びと技術のスキルアップはずっとずっと続くのだけれど、(今月は顧客様もお連れして世界初のドイツフットケア国際トレーニングに行ってきます!)
ケアもしっかりご提供していきますので、気になる方は是非ご連絡くださいね。

ご予約・お問い合わせはこちらまで^^
https://aoyado.wixsite.com/mysite/blank-1



# by aoyadom | 2019-06-08 11:45 | ドイツから

内股は可愛いの?欧人が不思議がる日本女子歩き方傾向★歩き方と靴を見直そう!★


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 日本に来日する外国人の多くに(特にヨーロッパ系)、「なんで日本人は、特に女性は内股でチョコチョコ変な風に歩くの?」と聞かれることは以前
ブログで書いた通りなんですが、それが、先日出張先のドイツでも以前日本旅行をしたことのあるタクシー運転手さんに
「なんか日本人って足とか歩き方に特徴があると言うか、変だよね。それは日本で一番気になった。ははは~」
指摘されました。私が靴と足&ドイツフットケアの通訳者として研修を主催しているなんて一言も言っていないのに。苦笑

 よ~くシュミレーションして考えても、内股で歩幅が均等に綺麗にまっすぐ歩けると思いますか?
歩幅は短くなり、不安定で、しっかりと真っ直ぐ歩けません。歩行に必要な筋肉も均等に使われなくなります。

 内股で歩くことによる膝関節・股関節への負担がどれだけ大きいか、将来姿勢や歩行にどれだけ影響するかは、想像がつくかと思います。
その悪影響を医学的統計で証明しているドイツでは、
出生後健診で股関節の角度(脱臼検査というよりも、内捻角度を見る検査・股関節の入り込み角度を3角度エコーで検査します)
ドイツ国内全ての子供が出征後4~6週以内に超音波で検査されて、角度異常が認められば、立位になる前に
カエルちゃんの開脚の様な矯正パンツを保険適用で着用となります。

ドイツの産科病棟の看護師さんや、実際にお子さんに開帳パンツをはかせたお母様たちにもインタビューをしましたが、
医師または検査技師がしっかりと股関節の入り込み角度を
見極めて、医師が適切な時期にパンツを処方・時期を見てまた再検査(パンツ矯正終了時期)まで指導してくれたとのことでした。

 日本は脱ぎ履きが多い文化だから、草履文化だからと言葉をよく耳にしますが、もう床で靴で生活するようになって何年たつのでしょう。
そして、日本には独特の「上履き」と言う学校指定靴の文化・または制度があります。

ドイツでは特に第二次世界大戦の反省から、学校などの公的機関から指定として半強制的に同じものを着用する、
皆が同じものを購入しなくてはならないと言う事は法律で禁止されていますし、当たり前のこととして有り得ません。

特に足を痛めるような固定性も保護性もなく、歩行をきちんと促してくれないようなバレーシューズのタイプの物、
固すぎる女子高生の通学用指定靴、学校内がお手洗い用のサンダル、またはプラスティック製・来客用スリッパを校内の上履きとする・・・等々、
この様な物はドイツまたはヨーロッパにはまずなく、皆が自分に合った靴を自由に選び、室内靴と外靴を使い分けています。

そしてドイツが世界統計で見ても世界一、一人当たりの平均靴所有数が多いのは、
快適に、そしてその場所に場所に合った靴をきちんと選択して着用すると言った
文化がしっかりと根付いているからでしょう。
 
 しっかりとした脚軸に大切な、幼児健診での股関節超音波チェックを日本が必須項目としてないのなら、
せめて後天的にそうならない様な歩き方と靴の履き方、ここからの啓発が大事だと
ドイツ整形外科靴マイスターなどの専門者は口々に言います。

前のブログにも書いたように、ドイツではお姫様座り(W開脚座り)も非常に子供の発育に悪影響を及ぼす子育ての禁止事項と言われ、
戦前の育児書から警告されています。

日本はきものやお座敷の文化・アニメの影響などで、お姫様座りや内股でちょこちょこ歩くことが「可愛い・女の子らしい」
というイメージが強いのもあるのかもしれまんせんね。
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内股は可愛いの?欧人が不思議がる日本女子歩き方傾向★歩き方と靴を見直そう!★_e0084001_08411489.jpg

 ドイツでは、自分で歯を磨かせるように、親が子にきちんと靴の脱着と紐結びを教えて幼稚園に入園させるのが一般的。
日本も段々にそうなり、しっかりと踵をちゃんと収めて、そのまま足首を90度に保持してきちんと紐を締める
(または折り返しのマジックできちんと足の真ん中を固定する)
履き方が出来る様に日々、通訳M、最近は石垣島や沖縄でも講演会等で奮闘しています^^

 各地で皆さんとお会いできる日が来ますように!


内股は可愛いの?欧人が不思議がる日本女子歩き方傾向★歩き方と靴を見直そう!★_e0084001_13195582.jpg
http://feetback.jp ㈱フィートバック

http://jagss.jp 日独小児靴学研究会
 
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Dankeです!

# by aoyadom | 2018-05-04 10:58 | 小話

日本の常識、ドイツの非常識

皆さん、お元気ですか?

またまたこのお題で考えさせられる事が起こってしまい、ドイツ人相方が憤慨しております。苦笑
レストランなのにピザを手で食べるとか、そんな可愛いことではありません!🤣

まぁ、日本の常識と言ってしまうと、違うよと言われそうですが、なぜか良く日本各地で遭遇するのは、

≪公共で唐突に爪切りでパチパチ爪を切り出す人≫

ドイツ人相方は、20年前に来日した直後に池袋のハンバーガーショップで遭遇して言葉を失い、私と一緒になってからは、石垣行国内線の機内で彼氏の鼻毛を切るカップルが隣席、機内で爪切りは良く遭遇。

今日は、物凄い揺れの船内で、急にパチパチ爪を切り出すおっさんに遭遇。

ドイツではまず見かけないし、衛生的にも許されないでしょう。そして爪ヤスリ・ファイルを持ち歩くことはあっても、爪切りはお風呂場や洗面所に置いてあるもので、持ち歩かないとのこと。

いやいや、これは見ていて気持ちのよいものではないし、切った爪が自分の方に飛んできて目などに刺さったりしたら本当に危ない。
他人の爪が自分の目に実際に刺さった方を知っています。

皆さん、見かけたら止めて貰いましょう!

次の日本の常識、ドイツの非常識シリーズは、幼稚園や小学校ではかれている、日本独特の習慣靴、≪上履き≫についてです。これも、ドイツでは絶対に有り得ません。この話は長くなりますから、また(*^^*)

日本の上履き勝手に滅亡運動推進委員長
通訳M


# by aoyadom | 2018-03-31 14:38 | 小話

ヨーロッパ&日本~時々石垣島^^を中心とした日独通訳者ライフ


by Mitzi