馬語&猫語の日独通訳
2015年 05月 04日
投稿していなかった間、通訳M,決してお仕事をしていなかった訳ではありません。
今年になってなぜか、ドイツまでの同行通訳が多く、
また国内出張(主にTV番組のロケ班通訳)も多くて、何だかバタバタしています。
しかし、世界中どこを探しても馬語と猫語の通訳をしたのは私だけしかいないと思いま~す^^
馬語は冗談として、猫語は本当で、ドイツに置いてきてしまって猫が心配で、
預けて来たドイツ人家庭に私が電話して鳴き声や画像をチェックし、
「みゃ~みゃ~と元気に鳴いていました」 「今日はミャミャミャと飛び跳ねて興奮している様子でした」
とかって報告していたんですよ・・・。これ、本気です。
そちらに比べれば、このGW中のお仕事は本格的な動物&人間通訳で、ドイツから葛飾ポニースクールに
ドイツ軽乗(馬上でアクロバット)コーチ女性2名が来日中で150名余りの子供を数日間指導しています。
私はその指導に関しての技術通訳。
この葛飾ポニースクールは、およそ33年前に公益財団法人ハーモニーセンターが
障害児者のリハビリ・運動・教育、高齢者介護予防の軽スポーツとしての
乗馬と軽乗を健常児も障害児も分け隔てなく交わり愛助け合いながら楽しもうと
言う理念の元、始まりました。(現在は葛飾の受託事業となって運営)
なんと葛飾区に住む子供たちは週6回、1回2時間毎日無料で
(年間の保険代のみ)来れるのです。今となっては150名以上、
ドイツの乗馬クラブやモンゴルとも交流しています。
http://harmonycenter.or.jp/greeting.htm
ドイツでも障害児リハビリ・セラピー乗馬は盛んですが、
どちらかと言うと安全面と馬の事を考え、人の少ない午前中などに
しっかり時間を健常者と分けているとの事で、
葛飾のここの様に健常者のお姉さんやお兄さんが一緒に乗って
助けたり、世話も一緒にしたりと、混じり合う事は殆どないそう。
一度に150名と言う多くの子供が自然に助け合い、共存しあいながら
世話から乗馬・片付けまで非常に統制が取れつつ、しかも全てが本当に自然に
和やかな雰囲気で流れている、そして人が馬の後ろ手に回っても、どこを触っても平気で
とても大人しい、言葉を失うほど、ドイツ人コーチ達も感激していました。
日本でもこのような施設は葛飾だけの様な気がします。
今日は明日5月5日のポニースクール内での大会のためのリハーサル。
我が家のドイツ人マイスターは、下記↓の講習の準備やお弟子さんが来たりと、
忙しくしていますが、今日は午前中のリハーサルを一緒に見学。
彼もこの雰囲気は言葉に表せない感動だと、非常に驚いていました。
日本が世界に誇れるスクールだと思います。
この5/23都内で開かれる子供足セミナーでは、
子供足に起こる様々な変形や問題、
子供の足で気を付けたいことなどをお話していきます。
ここ葛飾に来ている障害児の男の子のインソールもマイスターが製作する予定でいます。
残念ながらまだまだ日本では靴をしっかり履かせるという文化も定着していません。
踵をとんとんして地面にきちんと踵を着けながらしっかり紐を結ぶと言う、
ドイツではお箸を持つのと同じ位に常識として教育されます。
そういう基本的な事から医療従事者が知って貰いたい事
ドイツの現状など、幅広くお話する予定です^^
お天気に恵まれている今年のGW.通訳Mはがっつりお仕事な連休ですが、
非常に楽しみながらお仕事させて貰っています。皆さんも充実のGWをお過ごしくださいね!
5月23日セミナーに関するお問い合わせ先*http://footcarejapan.net/
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